シリア:トルコの連立与党党首がシリアとの首脳会談を呼びかける
2022年11月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スィースィー大統領との対談を受け…、公正発展党の同盟者であるバフチェリ氏はエルドアン大統領にアサド大統領との会談するよう呼びかける
【アンタキヤ:ワーイル・イサーム、本紙】
トルコの与党の公正発展党(AKP)の同盟者である民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、注目すべき声明のなかで、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とシリア政府のバッシャール・アサド大統領の対談を呼びかけた。バフチェリ党首によるこの呼びかけは、カタールで開催されている2022 FIFAワールドカップの開会式に際して行われたトルコのエルドアン大統領とエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の会談についてのコメントのなかで行われた。トルコの政党党首(バフチェリ氏)は、報道声明で「カタールで我が国の大統領が行ったシーシー大統領との会談は正しいものだった。しかし、この会談で満足すべきではなく、さらにバッシャール・アサド大統領と会談し、テロ組織に対する共通の意思形成をすることが必要だ」と述べた。バフチェリ党首は、「テロ組織を放逐するため、空から開始された軍事作戦が、我々の陸軍部隊の参加を通じて完了することを願っています」と加えて述べた。エルドアン大統領の同盟者によるこの呼びかけにコメントするかたちで、トルコの政治アナリストのアブドゥッラ・シュレイマノール氏は本紙『クドス・アラビー』での独占インタビューでこう述べている。「バフチェリ党首の声明は、トルコの与党やエルドアン大統領の声明とかけ離れておらず、近隣諸国や地域諸国との関係改善に向けたトルコ政府の方針の一環として行われている」と述べた。
(後略)
この記事の原文はこちら
翻訳者:SHAIKH SADAF AZHAR・齋藤公佑・星野明里
記事ID:48362