イラク:ハ―リス市は人的資源と自然資源の宝庫
2022年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハ―リス市は作家の家でありオレンジの農園
【イラク:本紙】
イラク中部のハーリス市は重要であると考えられています。そこは行政上ディヤール県の地区を代表し、首都バグダードから55キロの所にあるからである。正式統計によると人口は20万人です。戦略上重要な市であると見なされています。イラク北部から中・南部を結ぶ重要な道路で結ばれているからです。ハーリス市はイラクで最も古い地区で、20世紀の20年代の王政の初めから一つの地区になりました。ハーリス市には多くの区域があり、それらは以下である。ナーヒヤ・ジャディードシャット、ナーヒ・ヤマンスリーヤシャット、ナーヒヤ・マンスリーヤ、ナーヒ・ヤハブハブ、ナーヒヤ・アズィーム、ナーヒヤ・アスワド。ハーリス市は2つの著名な部族であるアザとアビードゥそれに加えて以下のような諸部族社会と現代が混ざり合って暮らしています。以下の部族は、マジュマア、マカーディマ、ダリーム、アルブー・アーミル,カルターン、ハファージャ、バニー・タミーム、ジャブール、ダファーア、ワティー、バヤートゥ、ウンバキーヤ、シャマルです。
今日、ハ―リス市入り口には、作家の町と称されているが、ここで最も有名な人物の背の高いブロンズ像が立っています。それは言語学者で歴史家のムスタファ―・ジャワ―ド博士で、彼はアラビア語の権威で修辞法や伝記や間接法や古文献で知られる著名人である。彼は知られた歴史家で言語や歴史の多くの作品を有しています。今でもイラク人は彼やラジオ、テレビの放送番組の「言え、しかし話すな」を覚えています。
この町の重要な人物はきりがないくらい大勢数え上げることができます。例えば、イラク歴史学者のアッバース・アザーウィー、イラク人の役者のリダー・シャーティー、アブドゥルカリーム・カーセム時代の教育大臣イスマイール・アーリフ、科学者のワフクハ―・アール・ハ―リスがいる。彼らは著名なシーア派の学者の出身である。この他に、詩人のムハンマド・ジャミール・シルス、20世紀の革命指導者の詩人ハビーブ・ハイズィラーンがいる。
果物園
ハ―リス市はナツメヤシ園、米作地、小麦や野菜畑に囲まれた肥沃なシャースィヤ平原の中央に位置して、ハ―リス川が流れて豊かな水があり、この地は耕作に適しています。ここは、ハムリーン山脈近くに建設されたディヤールダムのあるマンスリーヤ地区のディヤール川支流のディヤール灌漑計画の一つでもあります。このように、ハ―リス地区は農業で重要な地域と考えられています。それは今述べてきたように97%の土地が農業に適し、イラク経済を助け、その周辺で以下のような色々な食料となるものを農園や農地で生産しているからです。例えば、小麦、大麦、コメ、トウモロコシ、ゴマである。このように、この町の農園ではいろいろな果物、特にオレンジやリンゴ、アプリコット、桃、スモモ、さらにトマトや,オクラ、ナス、豆などの野菜も栽培しています。
(後略)
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翻訳者:廣瀬治基
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