モロッコ:アラブ諸国とイスラエルが共存に向けた会議に参加

2022年12月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ諸国とイスラエルがモロッコでの共存のための大会に参加

教育と共存のための大会の議事が月曜日、アラブ諸国とイスラエルが参加するなか、「地域の市民に国交回復の利点を示すことを目指して」、モロッコで開幕した。

この大会は、N7の主催で、大西洋評議会とジェフリン・M・タルピンス基金が協力、首都ラバトで12月5日から7日にかけて議事が続けられる。大会には、サウジアラビア、ヨルダン、エジプト、バハレーン、アラブ首長国連邦、アメリカ、イスラエルがそれぞれ参加している。

N7のプロジェクト・マネージャーであるダニエル・シャービール氏は、「アブラハム合意の以降、イスラエルとアラブ二国間の関係の進歩はまばゆいものであった」と述べた。

ジャービール氏は大会での発言のなかで「現在、この進歩を多角的なプログラムや組織の構築に向けた取り組みに結びつけ、真の地域的統合をもたらし、これらの国の市民に国交正常化の利点を示さなければならない」と述べた。

これに対して、中東と北アフリカにおける大西洋評議会の経営者であるウィリアム・ウェクスラー氏は、地域諸国の政府と米政権がN7のイニシアチブを、ネゲム・フォーラムなどの一連の会合で重要な作業を行ううえでの「主要なパートナー」とみなし、「この地域の若い世代が影響を与え合い、互いに教え合うことが国交正常化の将来にとって重要である」と述べた。

(後略)







この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:岡田悠花・杉浦駿・竹内姫乃
記事ID:48473