フェトリーエやカッファーレの募金を装った詐取を警察が警告
2020年05月23日付 Jam-e Jam 紙
治安維持軍サイバー警察社会担当副長官ラーミーン・パーシャーイー大佐は、フェトリーエ[*断食明けに際しての貧者への施しや寄付]の募金を装って市民から金銭を騙し取る事案が発生する可能性について警告した。
【ジャーメジャム電子版】[事件部]ラーミーン・パーシャーイー大佐は、イラン学生通信(ISNA)の取材に対し、これに関して次のように述べた。「欲深い人間は、人々の善意を悪用し、詐欺や窃盗を行う機会を常に追い求めているのだ。まさにこのことに関し、幸いなるエイデフェトル[*断食月明けの祭り]が近づいていることを考慮すると、フェトリーエを集めることを装って詐欺師たちが人々から金銭を騙し取ったり、彼らの銀行口座を空にしたりする可能性がある。」
彼は続けた。「このことに関して、フェトリーエの支払いを行うつもりの市民は、いくつかの重要なポイントを守る必要がある。まずは、もしオンラインで自身のフェトリーエまたは断食に対するカッファーレ[*宗教的禁止事項の実行や宗教的義務の不履行に対して行うべき贖罪]の支払いを行うつもりなら、必ずこのお金を、既知で認可済みの会社や組織の口座に入金し、主に人々の善意や感情に訴える写真や内容で拡散しているオンライン広告やメッセージに決して引っかからないよう警戒しなければならない。」
パーシャーイー大佐は電話を使った詐取についてもふれた上で、次のように述べた。「詐欺師の一部は市民に電話で連絡し、慈善団体の代表者と称して口座番号やインターネットの支払いポータルサイトを伝える可能性がある。これについても市民は警戒し、見知らぬ人物や口座番号への金銭の支払いを控えることが必要である。」
彼は付け加えた。「さらに、時には詐欺師は偽造ページを作成して、ユーザーの銀行カード情報をコピーし、数回にわたって少額を彼らの口座から不正に引き出すこともある。」
治安維持軍サイバー警察社会担当副長官は、最後に、市民はフェトリーエやカッファーレの支払いを行う際、公認の方法や、認可済みで財務状況が透明かつ明白な組織を必ず利用するよう勧めた。
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翻訳者:YH
記事ID:49210