イランで頂点に上り詰めた人々の歴史を振り返る家具博物館
2020年05月22日付 Hamshahri 紙
ヤーフターバード地区にある家具バザールは、多くのテヘラン市民の足を第17区に運ばせている。また毎日、市内や国の各地から人々が木製の家具を求めて、このバザールを訪れている。
本紙ラーベエ・テイムーリー記者
買い物客の多くは、家具バザールの近隣にあるイラン・モバイル・バザールの二階に、とある博物館があることを知らない。そこを訪れると買い物の疲れは癒やされ、彼らはイラン人の生活における家具を利用した歴史を知ることになる。
この博物館では、象嵌で飾られた玉座や地中から発掘された装飾が刻まれた什器、蝋人形を使って、イランの皇帝の即位の様子や頂点に上り詰める執念を再現している。
細部におよぶ博物館の立案者の正確さや選別眼が、展示場の様々なセクションが一冊のコミック・ストリップのように来場者の目の前に現れ、博物館の中をほんの少し歩き回るだけでこの国の歴史の一部を巡って行けるという手作り感を生み出している。博物館の一部には、世界中の才能ある芸術家たちの絵も展示されており、これらの絵画が持つ特有の美しさは、博物館の魅力を一層高めている。
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翻訳者:AT
記事ID:49281