消防本部はスィーナー・アトハル・クリニックの安全管理の脆弱性を警告していた─酸素ボンベ保管庫に違法性の疑い

2020年07月01日付 Hamshahri 紙

 テヘラン市議会安全危機管理委員会のザフラー・サドラザムヌーリー委員長は、スィーナー・アトハル・クリニックの爆発事故発生以前から、テヘラン市消防本部がこの医療センターの安全管理体制について警告していたと強調した。

 同委員長は本紙の取材に対し、火曜日の夜、テヘラン北部のスィーナー・アトハル・クリニックで起きた爆発事故に関して同委員会の最初の検証結果について、次のように述べた。「現在、今回の事故原因について断定には至っておらず、より正確な検証が求められている。しかし本職がテヘラン市消防本部に求め実施された調査と報告中に、今回の事故原因としてクリニック屋内における安全基準違反が存在する。」

 同氏は、「テヘラン市消防本部は、以前にも同施設の安全管理に対して警告を行い、安全基準を遵守するよう求めていた」と続けた。

 同委員長は、昨夜の事故で酸素ボンベが爆発したことについて触れ、次のように説明した。「我々は、このクリニックが保管庫の酸素ボンベ取り扱い安全基準を遵守していたか否かについて調査しなければならない。」

 テヘランのシャリーアティー通りにあるスィーナー・アトハル・クリニックの火災と爆発事故により、死者19名、14名が負傷した。

 この事故は火曜日の夕食時に発生し、国家医療評議会チャンネル(IRMCchannel)も、犠牲者の半数以上が医師と手術室のスタッフだったと発表している。

 この消火活動では、最新消火機器の高所用はしご車が利用され、消防士たちによる献身的な救助活動により約2時間で鎮火に至った。最初の数分で2回の爆発があったが、付近の建物への延焼は抑えられた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:YK
記事ID:49750