独自インタビュー ターリバーン政治事務所報道官「ターリバーンは戦争の勝者として対話に臨む/未だ停戦に合意せず/合意の相手は米国政府であってアフガン政府ではない」(7)

2020年08月15日付 Hamshahri 紙

~(6)の続き~

―ロヤ・ジルガの決議文には要求以外にも、複数の懸念が示されています。ロヤ・ジルガの参加者は、民主主義や共和制、少数民族の人権などといった過去20年間にアフガニスタンで得られた様々な成果が危機に陥るのではないかと心配しています。これらの問題に関してターリバーンの立場はどうなるのでしょうか。

 少数民族については何ら問題ありません。しかし、体制の構造をどうすべきかという問題については、対話を行う中で決定される必要があります。我々には独自の解決策や計画があり、それをアフガニスタン間対話に議題として提起し、その場で議論を行って決定が下されることになります。


―現在の統治体制、つまりイスラーム共和国体制を受け入れない可能性はありますか。

 それは議論されなければならず、今から何かをいうことはできません。我々は自分たちの計画を提起し、決定が下されるでしょう。


―おっしゃるとおりです。ただ、あなた方ターリバーンの提案する統治体制とは、おおよそどのようなものになりそうですか。

 我々の目標としては、体制はイスラーム体制になることです。我々はアフガニスタン・イスラーム首長国であり、この枠組みの中で自分たちの提案を行っていきます。

~(8)に続く~


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翻訳者:KMMK
記事ID:49755