独自インタビュー ターリバーン政治事務所報道官「ターリバーンは戦争の勝者として対話に臨む/未だ停戦に合意せず/合意の相手は米国政府であってアフガン政府ではない」(10)
2020年08月15日付 Hamshahri 紙
~(9)の続き~
―19年前、米国はターリバーンがアルカーイダを支援したとしてアフガニスタンを侵略し、その結果ターリバーン政権は崩壊しました。先に述べた通り、ドーハ合意であなた方はテロ組織との関係を断つと誓っていますが、今後あなた方とアルカーイダの関係はどうなっていくのでしょうか。
我々はドーハ合意に基づき、いかなる集団または個人に対しても、米国とその同盟国やその他の国々の利益に反する行動のためにアフガニスタンの地を利用することを許可しないと誓っています。これには全ての集団が含まれることになります。
―アルカーイダもですか。
全ての集団です。
―ターリバーンは20年間の戦争の後、武器を置き、アフガニスタンのその他の政治勢力の中の一つの政治集団として存在するつもりでしょうか。それとも、武器を手に取り続けますか。
当然のことながら、包括的な政権が樹立されれば、国軍と我々の軍事組織についても決定が下されるでしょう。これは次のステップの話です。現段階では、我々は占領に対抗するために武器を持っていました。次の段階とはイスラーム体制を樹立し、アフガニスタンを再建することです。あなたがおっしゃったことは将来的な問題です。
―シャーヒーン報道官、1399年[西暦2020年]のターリバーンと20年前のターリバーンの違いは何でしょうか。
そうですね、当時は全ての国が我々と敵対しており、我々が一つの集団であると偽っていました。20年が過ぎ、彼らは我々がアフガニスタン国民の代表であることを受け入れました。我々は54の国と戦ってきましたが、この長きにわたり、メディアが我々に対していかに有害なプロパガンダを行ってきたのかを思い出してください。我々はイスラームに基づく平和に取り組み、全てのアフガニスタン国民が労働と教育を受ける権利を持っていると信じ、アフガニスタンの近隣諸国や世界のその他の国々との良好で建設的な関係を求めています。我々はイスラームの原則に則り、祖国を前進させていく所存です。
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翻訳者:KMMK
記事ID:49763