イラン・レスリング連盟アリーレザー・ダビール会長は、2012年ロンドンオリンピック競技の金メダルがコメイル・ガーセミーのものとなったことが確定したと述べた。
ダビール会長は、あるテレビ番組でこのニュースについて以下のように述べた。「2012年オリンピックの金、銀メダリストがドーピング違反と発表された日、我々は調査を開始した。それというのもこのメダルはイランのスポーツと国民のものであるからだ。」
同会長は、「コメイルの金メダルは[イラン暦]12月[西暦3月下旬〜4月中旬]には確定しており、IOC理事会開催までこの事について話すつもりはなく、会議後に発表したいと思っていたが、あのように非難され中傷されたため、答えざるを得なくなった」と述べた。
ダビール会長は、コメイル・ガーセミーのオリンピック金メダル確定について、こう付け加えた。「ロシアでミハイル・マミアシビリ[ロシア人、世界レスリング連盟副会長]と会って、これに関して我々の間で真剣な議論を行った。我々は語った。あなたとは争わない。あなたたちも努力し、私たちも努力すると。我々は、ここまで長い道程があったことを知っている。以前は、オリンピック1、2位の2人がドーピング陽性だった場合、金メダルの扱いについてどうするかの法的根拠がなかった。当時、世界連盟の理事会のポストをすんなり手放したくないと必死になっていたのも、このためだった。しかし、神の私たちへの慈悲にとって、IOCが書簡を世界連盟宛に直接送り、我々もロシアもオリンピック金メダルを求めることができた。」
彼は、次のように述べた。「国際オリンピック理事会もまた、オリンピックの同一重量級の一位と、二位のドーピングが確定し、同時三位の二人がオリンピック金メダリストに、五位が銅メダリストになると発表した。この件は本年3月に既に決しており、我々は国際オリンピック委員会運営理事会会議の開催を待っていたが、今日までコロナの影響で開催されていない。」
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翻訳者:NW
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