ペルセポリス水路調査チームの責任者であるアリー・アサディー氏は、アパダナ宮殿東の中庭の排水口の発見を発表した。
【ハムシャフリー電子版】IRNA(イスラーム共和国通信)によると、アケメネス朝期に関連するアパダナ宮殿東の中庭の排水口のうちの一つが、ペルセポリス水路調査第四期の終盤に発見された。この排水口は、ペルセポリスの中庭と宮殿内を地下水路に連結している。
同氏によれば、アパダナ宮殿東の区画で発見されているこの排水口は、アケメネス朝期にこの中庭の排水を目的として建設されたが、アケメネス朝期後は荒廃により地中に眠っていたという。現在もこの排水口の上部より発掘が続けられており、40センチメートル掘り進んだところで、排水口の表面に達している。
排水口周辺の土地の傾斜により、アパダナ宮殿東の中庭の排水の問題を解決することができ、これによりペルセポリス域内保全のための状況改善が可能になることが望まれる。
ペルセポリス水路調査第四期はペルセポリス世界遺産拠点により、国の観光・文化遺産総合研究所考古学研究所とシーラーズ芸術大学との協働で、1399年モルダード月5日(西暦2020年7月26日)から1399年シャフリーヴァル月18日(西暦2020年9月8日まで続く予定である。
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翻訳者:HA
記事ID:49855