UAE:航空業界におけるイスラエルとの国交正常化の一歩

2020年10月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エティハド航空がヘブライ語版ウェブサイトを開設する。

【エルサレム:アナトリア通信】

イスラエルの外務省によると、アラブ首長国連邦の航空会社でアブダビ首長国が運営する「エティハド航空」はヘブライ語版ウェブサイトを立ち上げた。これに付随し、同社はTwitter上に「このことは両国民間の和平を強化するための新たな一歩となり、こうした立場は確固たる砦、真似られるべき模範となる」と投稿した。昨日には、イタリアのミラノからドバイへ向かうエティハド航空の機体が初めてイスラエル上空を通過した。これにより、イスラエルから公式の認可を受けた飛行機がイスラエルの領空を通過したという初の例が記録された。イスラエルのミリ・レジェフ交通大臣は木曜日の夜、エティハド航空の便が初めてイスラエル上空を通過したと発表し、これを「歴史的出来事」と描写した。

イェディオト・アハロノト紙のウェブサイトが掲載したところによると、同様のフライトは、ドバイに向かってイスラエル上空、次にヨルダン上空を通過することによって少なくとも一時間半は飛行時間を短縮することができたという。同便はアブダビ・テルアビブ間の商用航路開業に向けての準備段階の一環とみなされている。
来週には、エティハド航空がイスラエルのママン・グループによる協力のもとで運行する、テルアビブからアブダビへの直行便が出発する。同便は、アラブ首長国連邦の複数当局者との契約締結に向けた商談会に出席する予定の、イスラエル旅行代理店・海運会社のメンバー数十名を運ぶことになる。

(後略)


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翻訳者:福井寧々
記事ID:50048