レバノン:ロックダウン下の空港閉鎖がレバノン経済へもたらす影響(3)

2021年01月14日付 Al-Nahar 紙

■ロックダウン下の空港への措置…ドルへの影響は

【本紙:ファラフ・ヌスール】

一方、「インフォメーション・インターナショナル」のムハンマド・シャムスッディーン調査員は以下のように述べる。「昨年1月比で20%までの渡航者数の削減を課した国家決定によると、この割合は一日あたり約1500人に相当することになる。詳しくいえば、(昨年の)一日あたり平均渡航者数は6700人にのぼったと推計されており、現在すでに渡航者数は約4000人に減少している。この平均渡航者数に20%という割合を適用した場合、完全なロックダウン中の一日あたり渡航者数は約1500人となる。つまり、現在の入国者数より2500人分少ない数値なのである」。

シャムスッディーン氏の見解によると、レバノンへの渡航に際して特別措置が課された諸都市からの渡航者(特にイラク人)は、7日間のホテルでの自主隔離が義務とされるなかでレバノンに来ることはないため、彼らの数が下落するのは自然かつ予想されたことであるという。またイラク人旅行者は医療あるいは観光目的でやって来る唯一の渡航者であるが、レバノンは閉鎖されるため、観光の余地はなくなるという。

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翻訳者:中鉢夏輝
記事ID:50498