種実類やナッツ類はカロリーが高く良質な脂質に富んでいるので、それらを食べることでダイエットをすることができるという考えには至らないかもしれません。
しかし、ハワード大学[アメリカ・ワシントンD.C.の大学]の研究者らの2019年の研究によると、ナッツ類を食べることはあなたのダイエットを本当に手助けするかもしれません。同大学の研究者らは約145,000人の中高年の男性と女性に対し、食生活、運動、体重変化に関する質問をし、その質問票の回答を分析しました。
その結果として、それまで習慣として食べなかったナッツ類を、毎日平均して少なくとも一回食べる分量の半分(手のひら半分ぐらい)ほど食べた人たちは、全くナッツ類を摂取しなかった人と比較して、四年間で肥満になる割合が16%減少することがわかりました。
また、赤身の肉、加工肉、ポテトフライ、デザート、ポテトチップスを手のひらの半分ほどのナッツ類に置き換えることで体重増加の予防になることもわかりました。
研究者たちによると、ナッツ類にはタンパク質と食物繊維が含まれているため、より長く私たちに満腹感を与え、ジャンクフードに対する欲求を抑制します。また、ナッツ類のカロリーは高いものの、そのうちの最大20%は腸において吸収されず、そのまま排出されます。
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翻訳者:SK
記事ID:50569