東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、性差別的な発言をし、それに対する批判を受けて辞職した。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、オンラインで開かれたJOC評議委員会での性差別的な発言のため、本日付けで辞職することを明らかにした。
記者会見が行われ、問題の発言について謝罪した森喜朗氏は、「私がいる限り迷惑をかけるということになれば、今までの努力が全く無駄になる」と述べ、2014年から現在まで務めた職を辞した。
森喜朗氏の代わりに、日本オリンピック大臣(訳注:東京オリンピック・パラリンピック担当大臣)である橋本聖子氏の就任が取り沙汰されている。
■何が起こったのか
日本で2000年-2001年の間に首相を務めた83歳の森喜朗氏は、先週平日に行われたJOCのオンライン会議で、日本ラグビーフットボール協会の会長であった期間に得た経験を語ったが、この時の発言が性差別的であるとみなされた。
森喜朗氏は、「女性が参加する会議は長くかかる」として、「女性は競争意識が強い。一人が発言のために手を挙げると他の人も話さなければいけないと感じる」と話した。
JOC理事会が掲げる女性理事割合を40%に引き上げることについて森氏は、「どなたかが私に、『女性を増やすのであれば、発言の時間をある程度、規制を促しておかないと』と言っておられた。そうでなければなかなか終わらない」と述べた。
森喜朗氏は、この発言の後謝罪したが、世間からの反応は全く得られなかった。
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翻訳者:関口ひなた
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