■讃美歌「アナー・アル=ウンム・アル=ハズィーナ」…この讃美歌に関する誤った諸情報、これはあなたたちが知らなければならないことである
【ベイルート:本紙】
同神父は「この連禱およびそれに類似する連禱(全てではないが)は、マロン派の宗教的な特徴の形成に直接的に寄与してきました。(ここで)この祈りの一部について言及しておかざるを得ません:『アル=ウンム・アル=ハズィーナ(神の母にして慈悲深きお方)よ。貴女の御身があるにせよ、貴女のお祈りは私たちと共にあります。ああ、最も清らかな僕よ。イエス様復活の連禱は、貴女の御体を呑み込み、私たちは貴女へ平和をお与えいたします。ああ善きもの、最も永遠なるものよ。主憐れめよ。主よ、貴方の聖者らとともに我らが父々の記憶を讃えよ』」と述べ、以下のように付言した。「もしこれら讃美歌の一部がシリア語の典礼から引用されたものであったとすれば、残りはアラビア語に起源を見出すことができ、それは100%マロン派由来でありましょう」。
ジュハー神父は「これら作品は(依拠しているのが古い言語にもかかわらず)、教会や修道院で共通的となり、それらの神聖性を担保するものとなり、共同者をもたない唯一神のためのものとなりつつあったマロン派信者らのミサ、祝祭、敬虔さと有機的かつ実存的に結びついています…。これらの讃美歌の数々は教会の懐において誕生し、数世紀もの間教会の中枢で生き永らえてきました。何人たりとも讃美歌を消し去ることはできません」と説明した。
(後略)
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