■女性アーティスト、ヒヤーム・サルマーン氏、本紙に語る:「アートは私たちを、曖昧模糊とした私たち自身の中の未知の世界にいざなう!」(2)
【ティシュリーン紙:ジワード・ディユーブ】
これは私にとって大きな幸せと喜びの源です。特に厳しく重苦しい日々が続くこの時期に、このような嬉しいニュースは(弱った)心を癒し、さらなる創作意欲を刺激し、今後のプロジェクトへの励みとなります。
Q2:あなたはかつて、「私はファブリックアートを通じて、ある世界から別の世界に移動することに取り組んでいます。アラブの伝統文化を伝承し、再構築するために常に努力しています。私の創作の基礎であるこの積み重ねを私たちの日常生活に取り込み続けているのです」とおっしゃっていました。これはどういうことなのでしょうか?あなたが描く伝統的要素や伝統的な物語の個性とは何ですか?どのようにして文化レベルも美的感覚も異なる(絵画を鑑賞する)人々に、説明することなくこのことを知らせるのでしょうか?
A2:私は若いころ、多くの地域とその郊外をあちこち歩きまわりました。そして村の女性たちがハギレで作った色彩豊かな手芸品に魅了されました。彼女たちは、ハギレで枕カバーやテーブルクロス、ベッドカバー、なくさないように小物を入れておくジャヤービーヤ(ウォールポケット)を手作りしていたのです。 手芸品はそれぞれの用途によって(形や大きさが)異なりますが、共通の匂いがあります。それ自身が放つ味わいと強烈で不調和な色彩で私を魅了した独特の伝統的な匂いです。女性たちが手芸品を日常生活でどう使うかによってその特徴は様々ですが共通の匂いがあるのです。私はこれらの手芸品に新しい命を吹き込みたいと思いました。私は、家の柱をジャヤービーヤが飾り、テーブルクロスが美しい滝のようにわたしたちの周りを流れる風景を見たかったのです。
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