2022年FIFAワールドカップ欧州予選グループG組第2節、ノルウェーと対戦した代表Aチームのシェノル・ギュネシュ監督は先発メンバーを変更して臨んだ。試合ではでオザン・トゥファンのパフォーマンスが際立った。代表は試合を3-0で勝利を飾り、ツイッターではオザン・トゥファンにメッセージが寄せられた。
■先発に変更
2022年FIFAワールドカップ欧州予選グループG組第2節、ノルウェーと対戦した代表Aチームのシェノル・ギュネシュ監督は、3月24日のオランダ戦から先発メンバー2人を入れ替えて臨んだ。ギュネシュ監督は、コンディション不良のDFゼキ・チェリキ、DFオザン・カバクに代えてノルウェー戦ではDFメルト・ミュルデュル、DFカアン・アイハンを先発に加えた。他のポジションに変更はなし。
■タイランは控え
ギュネシュ監督は、ノルウェー戦では、GKウウルジャン・チャクル、DFメルト・ミュルデュル、DFカアン・アイハン、DFチャーラル・ソユンジュ、DFウムト・メラシュ、MFオカイ・ヨクシュル、MFオザン・トゥファン、MFユスフ・ヤズジュ、MFハカン・チャルハンオール、MFケナン・カラマン、FWブラク・ユルマズを先発メンバーに並べた。代表Aチームに初招集され、オランダ戦では出場メンバーから外れたMFハリル・アクブナルはノルウェー戦では控え選手として出場を待った。オランダ戦で控えから途中出場したタイラン・アンタルヤルは、再び控え選手となった。DFアブデュルケリム・バルダクチュとGKギョクハン・アッカンは出場メンバーから外れた。
■オザンのゴール
4分、ユスフ・ヤズジュがペナルティーエリアに送ったボールにオザン・トゥファンが左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
■オザンの一閃
59分、相手ペナルティーエリア内左コーナーでボールを受けたオザンは、体制を立て直すとボールを一閃。弾丸は右に弧を描きゴールネットに突き刺さった。
■3日で再び
オランダ戦から3日、オザン・トゥファンは再びノルウェー相手にゴールを決めた。所属クラブのフェネルバフチェはオザンのゴールをツイッターに投稿した。
オザンの活躍は称賛を集め、ツイッターではオザン・トゥファンはトレンドランキング1位になった。オザン・トゥファンはノルウェー戦で代表となって以来最初の左足でのゴールを決めた。
■メスト・オズィル(ドイツ代表)
ドイツ代表のメスト・オズィルはオザン・トゥファンに向け、「友よ、流石だ」と投稿。
■オザンの婚約者の投稿
オザンの婚約者であるロジン・ハスポラトさんの投稿。ハスポラトさんは、オザンの写真を載せ、「オザンは止められない」とメッセージを寄せた。
■ファズル・サイ(ピアニスト・作曲家)
皆よ、この3-4を決めたチームはとても強い国だぞ!この代表はすばらしい!われわれはワールドカップで大きな仕事を成し遂げる!ブラボー!シェノル監督への信頼は永遠だ。ありがとう代表。2002年ワールドカップ準決勝セネガル戦。大阪!私は現地にいて、試合後には国歌や応援歌を演奏した。代表選手とシェノル監督に。その日々の再来だ。許可が下りれば国歌をよりすばらしく演奏しよう。
■ワールドカップ公式アカウントの投稿
ワールドカップ公式アカウントは「オザンとトルコがアツい!」と投稿。
■オザンの投稿
トルコが3-0で勝利した試合後、オザン・トゥファンの投稿。2ゴールを決めたオザンは、試合でもうひとつのゴールを決めたチャーラルと写った写真を投稿した。
■セルロートもシュートを打ったが……
前半11分、ノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートがシュートを決めたが、オフサイドのため無効に。
■ポストに救われる
代表は大きな危険を免れた。26分、ノルウェー代表セルロートがペナルティーエリア外からシュートを放つも、ポストに救われた。
■チャーラルのシュート
28分、ユスフ・ヤズジュのコーナーキックにチャーラル・ソユンジュがヘディングで合わせた。
■ユスフは逃す
43分、ブラク・ユルマズのスルーパスを拾ったユスフ・ヤズジュは、キーパーとの1対1に持ち込むも、シュートを決められず。
■ユベントスからDFメリフへエール
ユベントスは試合開始前、代表のDFメリフ・デミラルをタグ付けし応援メッセージを寄せた。クラブは投稿で23歳のDFにエールを送った。
■ノルウェーは4人の入れ替え
ノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督は、3日前のジブラルタル戦から先発4人を入れ替えた。ソルバッケン監督は先発にDFスティアン・グレゲルセンを起用し、DFマリウス・ローデ、DFステファン・ストランベリ、DFヨナス・スヴェンソンとMFクリスチャン・トルストヴェットを入れ替えた。ノルウェーは、GKルン・ヤルステイン、DFスティアン・グレゲルセン、DFクリストフェル・アイエル、DFビルガー・メリング、DFユリアン・リエルソン、MFパトリック・ベルグ、MFマルティン・ウーデゴール、MFフレドリク・ミットシェ、MFモハメド・エルユヌシ、FWアーリング・ハーランド、FWアレクサンデル・セルロートをスタメン起用した。他方、ノルウェー代表は試合開始前のウォーミングアップで、「ピッチ内外で人権を」の文字が書かれたTシャツを着用した。
■カサプオール青年スポーツ相も観戦
ノルウェーサッカー連盟の要望をうけ、試合はスペイン・マラガの本拠地ラ・ロサレーダで行われた。試合にはメフメト・ムハッレム・カサプオール青年スポーツ相とジハド・エルギナイ駐スペイン大使がスタンドから観戦した。トルコはノルウェーに対して通算4勝目を挙げた。これまで9度の対戦成績は2引き分け3敗で、通算でノルウェーを下した。98年の歴史で588度目の選出となるA代表チームの通算成績は223勝224敗140引き分け。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:麻生充仁
記事ID:50842