■東京オリンピックにおける銅メダル獲得を評価され、ウエイトリフティングのマアン・アスアド選手にスポーツ勲章が授与される
【ダマスカス:シリア国営通信】
一方、オリンピックの英雄であるアスアドは、今回の成果がシリアのスポーツ界にとって非常に重要であることを明らかにし、それが「次なるオリンピックに備えるための後押しとなる」と述べた。続けて以下のように述べた。「特に、私が競技を行っているウエイトというのは、し烈な争いが起き、多くの世界レベルの選手が出場する重量級ウエイトである。そこで私はトレーニングにおける努力を惜しまず、自身のコンパスを2024年パリ・オリンピックへと向け、必要とされるレベルに達するよう技術的・フィジカル的なレベルを向上させるよう努める」。またアスアドは自らを出迎えてくれたすべてのシリア人に対する感謝を表明し、彼らの賛辞が「私が次なるトーナメントでメダル獲得や成果を達成するにあたっての責任感を与えてくれる」と述べた。
オリンピックメダリストのトレーナーであり彼の兄でもあるカイス・アスアド氏は、今後予定されているトレーニングおよび戦略プランの観点から、またマアンが世界レベルで競技に参加するための万全の準備に向けて上昇グラフに置かれていることから、彼が次回以降より良いパフォーマンスを発揮できるだろうと述べた。
暫定政府のイマード・サーラ情報大臣は報道声明の中で以下のように述べた。「アスアド選手が達成したことは、シリア国旗が高く掲げられた事実それよりも幸せなことであり、国営メディアにおいて、すべてのシリア人と我々すべてにとっての誇りの源となる。私は国営メディアがあらゆる出来事にとっての基本的パートナーであり、その役割はアスリートたちの成果や彼らの国際的活躍にスポットライトを当てるスポーツ諸機関の業務を補完することにあると考えている」。また以下のように付言した。「アスアド選手が日本の首都である東京から本日の表彰式に向けて帰国した際にも、我々は彼の歓迎式に出席するためにシリア・レバノン国境へと赴いたのである」。
(後略)
(1)に戻る