■FIFAはカタールワールドカップの2023年への延期を計画しているか?
【本紙:ハフィーズ・ダラージー】
一方、欧州サッカー連盟は同じく2年ごとにヨーロッパ・ネイションズカップを開催することで、より多くの放映権収入やチケット販売実績を実現し、また同連盟が被った損害を補填しようと試みている。同連盟は代表チーム同士の試合に集中し、ビッグクラブが望んでいるヨーロッパ・スーパーカップの計画を頓挫させようと尽力している。
次期W杯の延期に関しては、それによってインファンティーノ氏の任期が延長されること、あるいはカタールW杯の折に予定されている選挙総会において、予定通りの日程であれ2023年であれ、それによって同氏の二期目が保証されることも期待されている。しかし、全ては依然としてコロナ蔓延の進展やその余波、各国が今年末に定める(であろう)予防措置と健康プロトコル、およびこれがW杯予選に及ぼす影響の程度によって左右されている。おそらくは、全大陸においてW杯予選の日程は再び延期されることになるだろう。これはFIFAが自身の推測をもとに予測していることでもある。一部の国々で国民へのワクチン接種に大幅な遅れが生じているだけでなく、訪問者に対していまだに健康プロトコルを課している国々もあり、この場合には試合を別の国に移すか延期することが必要であろう。
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