ドキュメンタリー・記録映画開発センターのドキュメンタリーでオリンピック代表選手団を激励
2021年06月27日付 Hamshahri 紙
ドキュメンタリー・記録映画開発センター制作のドキュメンタリー映画『天使の居場所はない』(監督:サーム・キャラーンタリー)、『イランの忍者』(監督:マルジャーン・リヤーヒー)が、日本へ向かうオリンピック代表選手団激励のためのプログラム枠で上映される。
同センター広報の発表によると、ドキュメンタリー映画をオリンピックのある週(7月5日から10日まで)に「アニメのおやつ」、「オリンピックの先駆者たち」、「オリンピック代表選手団の激励」企画や、テレビ特別番組、歌と詩の祭典やコンテンツの発表会などが[テヘランの]アッバースアーバード文化ツアー地区で開催される。
この企画枠では、バフラーム・タヴァッコリー監督の『タフティー[イラン史上最強のレスリング選手として知られるゴラムレザー・タフティー Gholām Rezā Takhtī 1930-1989]』、ゴラムレザー・ラメザーニー監督の『テクニカルフォール』、サハル・モサイェビー監督の[女子ボクシングを扱った]『リングまでゼロ』、マルジャーン・リヤーヒー監督の『イランの忍者』、サーム・キャランタリー監督の[女子ローラーホッケーを扱った]『天使の居場所はない』を含む5つのスポーツ映画が、バーゲイェ・ケターブの8番ホールで16時から18時、18時から20時のふたつの時間帯で上映される。
同センターが製作した『天使の居場所はない』は、女子ローラーホッケーイラン代表チームと、韓国開催のアジア大会参加へ向かう彼女たちが抱える複雑な問題を描いたドキュメンタリーで、彼女たちが生活していく上で、スポーツはその口実となっている。この映画は、2019年に[イランで最も権威のある]ファジル映画祭のクリスタル・スィーモルグ賞を受賞、また国際シネマ・ハギーガト[仏語の「シネマ・ベリテ」のペルシア語訳]祭では同祭観客人気作品賞を始めとする4部門を受賞している。
マルジャーン・リヤーヒー監督の『イランの忍者』は、イラン初の女性忍者ジャリルザーデの回想として、イラン人女性が「忍術」スポーツを始める上で直面した問題や困難、制約を描いている。また本作品では、イランの女子忍者大会が初めて描写されている。本作品はバグダード[映画]祭で審査員賞、仏ブズール国際アジア映画祭で青少年審査員賞、米セントラル・イリノイ・フェミニスト映画祭、アルメニアの国際女性映画祭KINでそれぞれ賞を獲得している。
2020夏季東京オリンピックの競技は7月23日から8月8日まで日本の首都で開催される。
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翻訳者:RH
記事ID:51504