エジプト:ドバイ万博2020にツタンカーメン王の棺のレプリカを展示
2021年10月02日付 Al-Ahram 紙
■2020年ドバイ万博に展示されるファラオの3重の棺のレプリカ
【n.p.:ウマル・マフディー】
エジプト観光考古省は、2020年ドバイ万博での出展を成功に導き、世界有数の貴重な観光考古学スポットという評価にふさわしいエジプトパビリオンを設営する準備に全力で取り組んでいる。
万博開催期間中、司祭プサムテクの棺と、ツタンカーメン王に関する宝物4つと女神マーアト像1体の計5つのレプリカが展示される。それ以外にも数多くの遺跡や観光地の写真が掲示され、プロモーションフィルムも上映される。さらに大エジプト博物館プロジェクトの模様も紹介される。
パビリオンには、偉大な古代と発展する現在と輝かしい未来をつなぐ色彩やデザインが使われているだけでなく、古代エジプトらしい観光PRパネルやスケッチ、絵画の数々が飾られたり、パビリオンの内外にヒエログリフの装飾を施されたりして、エジプトの歴史的独自性が十分に表現されている。
それでは、2020年ドバイ万博の展示品から3つのファラオの棺に関する非常に興味深いエピソードを紹介しよう。
考古学者ハワード・カーター氏がツタンカーメン王の石棺を開けたとき、その中に別の棺が、しかも3重の黄金の石棺があるとは、誰一人想像していなかった。
3重の棺はすべて人型棺で、(第3人型)棺の中から両手を組んだ王のミイラが現れた。外側の(第1人型)棺は金箔で覆われた木製、真ん中の(第2人型)棺は色とりどりのガラス玉や宝石をちりばめた木製、最も内側の(第3人型)棺は純金製である。
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翻訳者:坂井七海
記事ID:51657