■シリア人歌手サバーフ・ファフリー氏、88歳で死去
【ベイルート:本紙】
サバーフ・ファフリー氏は宗教的ムワッシャハート詩*の歌唱に長けており、歌手人生において数々の宗教的楽曲が彼の名を知らしめた。シリア人活動家らはその故人の動画を共有し合った。
故人の最も重要な宗教的楽曲の一つに、アブドゥッラフマーン・アール・ラシー、マナー・ワースィフ、ズィーナーティー・クドスィーヤとの作品「アッラーの美名たち」がある。
同氏はアラブ歌謡界の旗手として数えられるだけでなく、アラブおよび世界の至るところで、さらにはギネス・ワールドレコードにおいて東洋における最も重要な歌手の一人としてその名を馳せた。また同氏はアラブ諸国や様々な外国でコンサートを開いて世界中を巡り、歌謡界およびアレッポ節において王座に君臨した。
さらに同氏は、芸術家組合の会長およびアラブ芸術家連盟の副会長、シリア歌謡祭の総合監督に選出されるなど、数々の役職を務めた。
1968年にはベネズエラのカラカスで10時間中断することなく歌唱し、歌謡における記録を打ち破った。
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