シリア:アラブ歌謡界の王、サバーフ・ファフリー氏88歳で死去(4)

2021年11月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア人歌手サバーフ・ファフリー氏、88歳で死去

【ベイルート:本紙】

男性スター歌手のワーイル・ジャサール氏(レバノン)は、アレッポ節の王の旅立ちはアラブ世界にとっての損失であるとし、以下のようにツイートした。
「アレッポ節の王...アラブ芸術にとっての大きな損失だ。偉大なるサバーフ・ファフリー、さようなら」

男性スター歌手のムハンマド・アサーフ氏(バレスチナ)は、彼が真なる声の主と呼ぶ人を追悼し、悲しみとともに以下のように綴った。
「アレッポ節の声よ、さようなら。真なる声サバーフ・ファフリー、さようなら。」


女優のキンダ・アルーシュ氏(シリア)はファフリー氏の死を悼むとともに以下のように綴った。
「偉大なるアレッポの巨星、サバーフ・ファフリー、さようなら。格別の声とパフォーマンスをもち、声と歌唱における類稀な天命を授かりし人...彼の歌を聞いたことのない人は多くを逃してしまいましたね。シリア、そしてアラブのすべての国々の何千もの歌手たちが、その海のような芸術の学び舎から吸収しました。師サバーフ・ファフリーは私たちの世界から旅立ってしまわれました。しかしその偉大な芸術と功績は、芸術というものが残り続ける限り、不滅であり続けましょう。」


俳優のムウタスィム・ナハール氏(シリア)は、今日は歌謡界の大家が旅立った悲しい日であると強調し、以下のように述べた。
「歌謡界の大家よ、さようなら。芸術の魂よ、さようなら。歌謡の申し子であり、アレッポ、シリア、そして世界の子サバーフ・ファフリー、さようなら。なんて悲しい日だろう、サバーフ・ファフリーさん。」


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翻訳者:吉岡珠実
記事ID:51816