■シリア北部・東部でシリア・ポンドによる取引が活発化
【スナック・シリアン・ドットコム】
昨今トルコ・リラの価値が大幅に下落しているのと並び、シリア・ポンドの価値が継続的な安定を見せていることを受け、トルコの支援を受ける諸派閥の支配下にある諸地域内で行われる多くの商業活動が、後者通貨による取引に復帰しつつある。
トルコ・リラ為替レートの大幅かつ継続的な下落(現在1米ドルが13トルコ・リラに相当)により、シリア人たちは該当する諸地域内でシリア・ポンドがより安全であると感じたようだ。その後彼らはイドリブ県、アレッポ県郊外、ラッカ県、ハサカ県を含む諸地域において、数年前からトルコ政府に課されていたトルコ・リラの使用をやめ、シリア・ポンドを再び用い始めた。
ドイツ通信社によると、アレッポ県とイドリブ県では経営者たちによって数十におよぶ店舗が閉鎖されたという。また同社はアレッポ県郊外に暮らし民間企業で働いているアブドゥッラフマーン・アブー・ジャウド氏が金曜日に語った内容を以下のように引用した。「トルコ・リラが暴落し、ここ数日の間にさらに下落する恐れが生じたため、アレッポ県郊外とイドリブ県で数十店舗が閉店した」。
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