賭博をめぐって麻薬常習者の若い女性と麻薬の売人の間に喧嘩が起こり、麻薬常習女性が殺害されるに至った。
本年イラン暦8月21日金曜日の夕方[西暦11月12日]、中年女性が自身の22歳の姪をテヘラン・スィーナー病院に搬送し、救助を求めた。
医師らが当該の若い女性の体を診ると、体にナイフで刺された跡があり、その傷により感染症を起こしていることが分かった。医師たちの治療も虚しく、女性は亡くなった。被害者のおばは取調べにおいてこう述べた。「私の姪は、テヘラン南部のある地区に住んでいました。彼女に電話をしても返答がない日が何日か続き、所有していた予備の鍵を持って彼女の家に行ったところ、彼女のうめき声が聞こえ、彼女が負傷していることがわかりました。救急隊員に助けを求め、病院に緊急搬送してもらいましたが、数時間後に亡くなりました。彼女は亡くなる前に私に対し、4日前25歳の女性とテヘランのダルヴァーゼ・ガール[テヘラン南部]の近くで喧嘩になり、その女性にナイフで刺されて怪我をした、と言いました。」
テヘラン検察庁第4課のハビーブ・A・サーデギー予審判事は、これについて本紙に次のように語った。「警察職員らは容疑者の捜査を進めていく中で、容疑者は被害者のおばに何度か連絡を取り、被害者の具合を尋ねていたということが明らかになった。職員らは容疑者の車を特定して追跡し、その潜伏場所に到り、その場で逮捕した。」
捜査の結果、被害者は麻薬常習者であり、犯人は麻薬の売人であることが分かった。
当該の若い女性[容疑者]は警察の取り調べにおいて次のように話した。「私と被害者の女性は、あの日麻薬常習者の溜まり場で一緒に賭博をしており、彼女は私に負けたが、わたしにお金を支払わなかった。その後、若い男が運転するオートバイに乗って逃げようとした。私はナイフで若い男を刺してオートバイで逃げられないようにしようとしたが、図らずも被害者の女性を刺してしまった。」
ジャーメ・ジャム事件部
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翻訳者:SK
記事ID:51946