10州のヤルダーのお祝いをタブリーズで  シャベ・ヤルダー特有の魅力的な3つの地域伝統の遊びを知ろう(1)

2021年12月15日付 Hamshahri 紙

 「シャベ・チェッレ」という名前の一日のイベントは、ヤルダー(冬至)の地域固有の風習を保全するため、10州の代表が参加し、本日タブリーズで開催される。

【ハムシャフリー電子版】イランの行事には常に詩、音楽と慣習との結びつきがある。ヤルダーもまたこの習慣の例にもれず、イランのどこを訪れても、一年で最も長い夜のための特別な地域固有の遊びや娯楽があり、友人たちや家族の集まりを盛り上げている。これが動機となり、タブリーズの人々はシャベ・ヤルダーの地域伝統儀礼の祭典に参加するよう他の9州の関係者を招待した。

 西アゼルバイジャン州、アルダビール州、北ホラーサーン州、ラザヴィー・ホラーサーン州、ザンジャーン州、ガズヴィーン州、ゴム州、ギーラーン州とマーザンダラーン州は東アゼルバイジャン州と共にそれぞれの慣習、地域の服、手工芸品や伝統的な料理をシャベ・チェッレの祭典で展示し、少なくともタブリーズ、シャベスタル、キャリーバルの市民らはこの伝統的で魅力的な数々を一堂に見ることができる。

 東アゼルバイジャン州文化遺産観光手工芸局長のアフマド・ハムゼザーデ氏によると、この祭典は同州の地域伝統スポーツ委員会が主催、文化遺産局とスポーツ青年局の協力により、様々な州から30人のゲストが出席し、タブリーズのシャヒード・アグダミー・ホールで行われる(2021年12月15日)。この祭典では、参加する州は自身の州と地域特有のシャベ・チェッレの儀礼を行い、同州のアーティスト、ナーセル・ザーレ氏はこの貴重な日のための特別なバーヤーティー[アゼルバイジャン民俗詩の一形式](二行連詩)を吟詠する。


地域固有のアイデンティティの保全

 このような祭典で大切な点の一つは、地域固有の風習を改めて紹介することは、それらの保全の助けになるという点だ。東アゼルバイジャン州文化遺産局観光担当副局長は、この祭典について本紙に説明している。「国の文化的・歴史的アイデンティティの保全とそれらの大衆への周知のためには、シャベ・ヤルダーの特別なプログラムがなければならない。このような理由により、シャベ・ヤルダーのための伝統的な慣習に基づくプログラムを実施するために、様々な機関、特にスポーツ青年局と協議した。」

 アリーレザー・バーイラームザーデ観光担当副局長は続ける。「シャベ・チェッレを保全するために、国の北部の諸県から、タブリーズを訪れる意向のある複数のグループを招待することに決めた。もちろん、このプログラムはタブリーズ以外にもシャベスタルとキャリーバルの2都市でも実施され、この諸州の慣習や伝統の特色をその他の都市の人々にも紹介する。」

 同副局長は、これらの州のスポーツ青年局との調整を経て、4人のグループが祭典実施場所でブースを持ち、それぞれの文化財を紹介するとし、さらに述べた。「もし我々が各州の文化的特色を各々の場所で紹介し、それにより多くの価値を与えることができたら、人々はそれらの実施をより望むようになるだろう。」

 東アゼルバイジャン州文化遺産局観光担当副局長は、この祭典での人々の入場とどのようにこの祭典の衛生プロトコルを遵守するかについても言及した。「入場可能な人数を制限し、衛生プロトコルを遵守して、タブリーズのシャヒード・アグダミー・ホールで開催する。プログラム全体を通して、衛生的制限の遵守に大いに注意し、誰にも被害が出ないようにする。」

―(2)に続く―


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翻訳者:OGK
記事ID:52032