新型コロナウイルス用の新たな無針投与ワクチンは、将来、コロナウイルスの様々な変異株に対する「広範な免疫」を確立するだろう。
【ジャーメ・ジャム電子版】デイリー・メール紙によると、このイギリス製のワクチンは、サウサンプトン大学によって治験が行われている。
サウサンプトン大学は、皮膚に通す手段として、針の代わりにエアシャーシを使用する新しいワクチンを開発した。
このテクノロジーの目的は、ウイルスがいかにして突然変異を起こしうるのか、また、発現してくる様々な変異株をいかにしてターゲットにしうるかということだ。
このワクチンは、免疫系がより広範な防御反応で対応できるようにする方法においても、注射する方法においても革新的である。これは、世界的な新型コロナウイルス用ワクチンへの第一歩だとみなされる。
サウサンプトン大学の上級臨床研究員で、臨床研究センターの所長でもあるソール・ファウスト(Saul Faust)氏は、「これは単なる新型コロナウイルス用の別種のワクチンではなく、COVID-19と今後登場するコロナウイルスの様々な変異株を対象としている。このテクノロジーにより、世界中の多くの人々が広範な免疫を確立できるだろう」と話した。
既存のCOVID-19用ワクチンの大部分は、2020年1月に最初に確認されたウイルスのサンプルから採取したスパイクタンパク質のRNA配列を利用している一方で、新たなワクチンのために使用される新たなテクノロジーの目的は、ウイルスがいかにして突然変異を起こすか予測し、それをターゲットにすることができるかということだ。
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翻訳者:SK
記事ID:52091