パレスチナ:2022年のパレスチナ経済の成長率は4%に達する見込み

2022年01月03日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パレスチナ首相が同国の経済成長を4%と予測

【ラーマッラー:DPA】

パレスチナのムハンマド・イシュタイヤ首相は月曜日、パレスチナ経済が本年中に4%の成長を遂げるとの予測を発表した。同首相はラーマッラー市での週例閣議の冒頭において、この予測が楽観主義と悲観主義に中立的なシナリオに基づくものであると述べた。

同首相は2022年内のパレスチナのGDPと国民所得が、昨年と比べそれぞれ3.2%および4.2%増加する見込みであると付言した。また同首相によると、パレスチナ経済は「金融危機とコロナ禍の継続、そしてイスラエルの占領措置にもかかわらず」、昨年中に6.7%のGDP成長率を記録した。

同首相によると、昨年はパレスチナのほとんどの経済活動が付加価値の増加を経験しており、それが1人当たりGDPの4.1%の増加につながったことで、消費および全体投資の指標に対する一般需要の度合いが11%増加した。さらに、パレスチナからの輸出額は前年比で14%、輸入額は9%増加したと指摘した。

同首相はパレスチナの総雇用者数が増加した結果、失業率が27.8%まで低下したとしつつ、西岸地区では約17%まで低下したことを明らかにした。その一方、ガザ地区では失業率が51%と依然として高い状態が続いているという。

(後略)


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翻訳者:高橋英佑
記事ID:52107