■サウジアラビアがコンピューターゲーム・eスポーツ分野の発展に向けた組織を立ち上げ

【リヤド：AFP通信】

SAVVYグループはその設立後、将来的な計画をさらに強化するために、eスポーツ分野におけるエンターテインメントイベントやトーナメントの開催を専門にする「ELS」社と、eスポーツ専門のデジタル・プラットフォームである「FACEIT」社を買収する合意に署名した。またSPAによると、SAVVYグループの設立はサウジの「ビジョン2030」の目的に資するかたちで、サウジ経済の収入源の多様化を促進するための開発・強化機会の提供に貢献するという。

SAVVYグループは2016年に「ビジョン2030」計画を立ち上げたムハンマド・ビン・サルマーン皇太子によって率いられている。同計画はエンターテインメント、スポーツ、観光といった分野を支援することで石油依存型経済を多様化することを目標として掲げている。

ニコ・パートナーズの報告書によると、この分野の3大国である、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプトにおけるゲーム・ユーザー数は2025年に8,580万人に達し、31億ドル（の市場規模）に貢献するという。また同報告書は、中東・北アフリカ地域は世界のビデオゲーム産業の主要な成長地域として急速に現れたと付け加えた。

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