スルプ・フリプスィミヤンス教会の鐘が2年ぶりに鳴らされる
2022年02月25日付 Milliyet 紙
サリイェルにある約2年修繕が行われていたスルプ・フリプスィミヤンス・アルメニア教会の鐘が今日2年ぶりに鳴らされた。
コロナ禍の初期から修繕作業が行われていたスルプ・フリプスィミヤンス・アルメニア教会が本日再び門を開いた。教会の天井に絵画が描かれて、周辺の整備が行われた。教会の落成式にトルコ・アルメニア司教のサハク・マシャリヤン2世が参加した。多くの人々が参加した落成式で儀式が行われた。
■45の絵画が追加された
教会で行われた作業に関して述べたスルプ・フリプスィミヤンス教会基金管理組合長のムラト・スュメは、教会が1848年に建設されたことに触れながら、「東方正教会のアルメニア教会で、サリイェル地区の最も活動的な教会の一つです。コロナ禍の中で教会を閉鎖しました。なぜならば儀式も行っていなかったからです。この閉鎖を利用して4年間のアトリエでの作業を通して、彫像家で画家のエロル・サラフィヤンが45の大きな絵を描きました。この全てを集めて教会の天井に設置しました」と述べた。
■我々の教会を価値あるものにした
天井の絵画が古いものではないと述べたスュメは、「イスタンブルで天井に絵画のあしらわれた聖堂のような教会はこれまでなかった。主がどうか価値ある他の教会にもこのようなことを賜らんことを。非常に素晴らしいものになったと信じています。この教会を価値あるものにしました。イスタンブル広域市市役所とサリイェル区役所の支援を受けて庭園にもいくつか整備活動を行いました。7日から断食期間が始まり、40日間続きます。毎月曜日断食儀礼と食べ物を準備します」
■宗教間の架け橋となるミッションを見据えている
7日から断食期間が始まったこととこの間に毎月曜日に断食儀礼と食べ物を準備していることを明らかにしたスュメは「私たちはここで宗教間の架け橋としてのミッションを見据えていると考えています。今後はすべてのものが友情と、平和と兄弟愛に則って発展します。我が国に神のお恵みのあらんことを」と述べた。
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翻訳者:岩田和馬
記事ID:52703