■シリア在住の米国人過激派が「ヌスラ戦線」の拷問手法を明かす…ジャウラーニー氏による拷問の存在の否定は「おかしなこと」
【スナック・シリアン・ドットコム】
約1年前に「ヌスラ戦線」の刑務所から解放され、現在シリア北部で暮らしている米国籍の過激派ビラール・アブドゥルカリーム氏は、同組織が被拘留者らに対する残忍な拷問方法を数多く採用していることを明らかにした。同組織の拷問を受けた被害者は時として死亡することもあったという。
米国人過激派であるアブドゥルカリーム氏は、ウェブサイト「オリエント・ニュース」によるインタビューのなかで、ヌスラ戦線による拷問手法のなかには「シャバフ法」と呼ばれるものがあると述べた。その手法のなかでは、まず被拷問者は両手を壁に結ばれ、その後約3時間にわたって天井から吊るされる。つるされている間、被拷問者が殴打を受けることもあるという。
同氏はさらに、「感電法」という拷問の存在を明かした。それにおいては、被拘留者はまず身体中に水を散布され、その後彼の耐久力に応じて、指、胸など体中のいたるところに電気を接続される。電気が流されている間、被拷問者は非常に激しい痛みを感じるという。
アブドゥルカリーム氏は同様に、ヌスラ戦線が自組織の刑務所で用いている「棺桶法」について語った。そこにおいては、被拷問者は棺桶のような箱の中に入れられ、手足を縛られながら1日ないしは2日間閉じ込められるのだという。
(2)に進む