サッカートルコ・ナショナルチーム、底をうつ

2022年03月26日付 Milliyet 紙

サッカー・ヨーロッパ選手権で勝ち点0に終わったトルコA代表は、ポルトガルに敗れワールドカップへの出場権も逃した。トルコサッカーは代表チームだけでなくクラブレベルでも成功から遠ざかっており、もはや欧州チャンピオンズリーグにもストレートインでは出場できず、ヨーロッパ・カップへの出場チーム数も減らされるという時代だ。

サッカー・ヨーロッパ選手権で勝ち点0に終わったトルコA代表は、ポルトガルに敗れワールドカップへの出場も逃した。トルコサッカーは代表チームだけでなくクラブレベルでも成功から遠ざかっており、もはや欧州チャンピオンズリーグにもストレートインでは出場できず、ヨーロッパ・カップへの出場チーム数も減らされるという時代だ。

トルコはワールドカップ・プレーオフ準決勝でポルトガルに敗れ、ワールドカップへの出場権も逃したことで、近年続いている低迷にまた1ページが加えられることになった。この結果によりトルコ代表は、この年末にカタールで開催される2022FIFAワールドカップへの出場権を逃すとともに、ワールドカップでの予選敗退は20年目になる。

■EURO2020では勝ち点1も挙げられず

A代表は今夏に延期された欧州選手権でも期待を大きく裏切る結果に終わり、その後監督の交代に至った。トルコ代表はイタリア、スイス、北アイルランドとの試合に全敗し、3戦0勝という結果で大会を終えた。

■国別ランキングでは19位に下落

トルコサッカーで近年続いている低迷は代表チームに留まらず、クラブレベルでも表面化している。ヨーロッパ・リーグの決勝トーナメント2回戦でガラタサライが敗れ、今季ヨーロッパ規模の国際大会でトルコを代表して出場したチームは全て姿を消し、UEFAの国別ランキングでは19位と大きく後退した。

■出場チーム数が5から4に削減 

トルコのUEFA国別ポイントが上位15位に入らなかった結果、ヨーロッパ規模の国際大会を戦うチームの数は2023−24シーズン以降5から4に削減されることになった。このことは、ヨーロッパ2番目の大会であるヨーロッパ・リーグにトルコのチームは出場せず、3番目の大会であるヨーロッパ・カンファレンスリーグに2チームが出場することになる。

■チャンピオンズリーグには

チャンピオンズリーグへの出場枠削減は、2年後を待たず来シーズンから適用される。今季のスュペル・リグ優勝クラブは2022−23チャンピオンズリーグのグループリーグにストレートインで参戦できない。2位のチームと共に一連のプレーオフを通過する必要がある。クラブ・代表チーム両方で同時に起こっている後退が、嘆かわしい成績の原因となっている。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:53083