オマーン:スタンダード&プアーズは2015年以来初めてオマーンの信用格付けを引き上げる

2022年04月03日付 Al-Ahram 紙

■スタンダード&プアーズは安定した見通しで2015年以来初めてオマーンの信用格付けを引き上げる

【n.p.:本紙】

CNBCによると、スタンダード&プアーズは、オマーンの公的財務指標が改善し、公的債権リスクが低下したことに起因する将来的に安定した見通しとともに、同国の信用格付けを2015年以来初めて「BB−」から「B +」に引き上げた。

同機関はレポートのなかで、この改善は同国政府が中期財政計画の一環として講じた財政措置に加え、平均石油売価と平均石油産出量の上昇に支えられてきたと指摘している。

同機関は、オマーン通信社が報じたところによると 同国が今年、対GDP比およそ4.6%の財政赤字を記録することが予想されていたにもかかわらず、実際には対GDP比5.7%の財政黒字を達成したと推測した。

CNBCの報告書は、オマーン政府が石油収入への依存を減少させるための中期的な計画を策定したと指摘した。計画には公的支出を減らし、その効率性を高めるための複数の財政措置が含まれている。

同機関は、非石油部門が今後3年間で同国の成長をもたらす主要な原動力となると予想し、2023-2025年の間で非石油活動の成長率が2022年の1.8%に対して平均2.2%まで上昇することを期待した。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:原実都姫
記事ID:53228