アルジャジーラの記者に対するテロを受けて 250の人権団体などがシオニスト体制への処罰を要望

2022年05月13日付 Jam-e Jam 紙

 複数のメディアは金曜日の朝(5月13日)、250の人権団体や人権機関が共同声明を発表し、アルジャジーラの記者に対するテロを理由にシオニスト体制を処罰するよう要望したと報じた。

【ジャーメ・ジャム電子版】声明では、これらの人権団体や人権機関が、カタールの「アルジャジーラ」の記者であるシーリーン・アブーアークレ氏へのシオニスト体制(イスラエル)によるテロ犯罪を、最も激しい表現で非難したということだ。

 この声明の署名者たちは、記者のアブーアークレ氏をターゲットにした今回の占領者体制(イスラエル)の犯罪は、意図的な行為で、計画されたもので、テロそのものであると強調した。

 声明は、「殉教者となったシーリーン・アブーアークレ氏は、犯罪者集団の考え方に基づいて組織化された国家的なテロの直接の犠牲者である」と続いている。

 さらに声明では、今回の犯罪行為は、真実や犯罪行為を明らかにするという彼女たちのプロとしての役割を理由に、イスラエルがパレスチナ人の記者たちを挑発してきたことの結果であり、またパレスチナの人々に対するイスラエルの犯罪を前にした国際社会の沈黙と、ダブルスタンダードによって発生したものだと強調している。

 イスラエル軍は水曜日の朝(5月11日)シーリーン・アブーアークレ氏がヨルダン川西岸地区のジェニン・キャンプ付近でイスラエル側とパレスチナ側の衝突を取材している最中に殺害し、世界中からの非難に直面することになった。

 シオニスト軍の発砲によって命を落としたアルジャジーラ・テレビネットワーク記者の葬送式は木曜日、パレスチナ市民やパレスチナ当局者ら多くの人々が参列する中、ヨルダン川西岸で執り行われた。

 本日(13日)アブーアークレ氏の埋葬式が、パレスチナ人が出席して行われる予定になっており、このため、イスラエル軍は警戒態勢をとっている。


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翻訳者:TY
記事ID:53513