エルドアン大統領、外国首脳へのプレゼント用に巨大花瓶50個発注
2022年06月01日付 Hurriyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、文化観光省の陶芸家アフメト・タシュホムジュ氏に外国首脳へのプレゼント用に花瓶を50個発注した。この花瓶は全長2.5mで、エルドアン大統領が過日タシュホムジュ氏から贈られたものと同じ大きさである。花瓶制作にあたり、メネメン自治体のアイドゥン・ペフリヴァン副市長は「我らがメネメンで作られた作品が世界の首脳に紹介されるということで、我々はたいへん嬉しく思っている。」と述べた。
文化観光省の陶芸家のタシュホムジュ氏は、昨年11月に行われたエルドアン大統領のメネメン訪問を記念して、花瓶を作成しエルドアン大統領にプレゼントすることにした。同氏は、このことをメネメン自治体のアイドゥン・ペフリヴァン副市長に伝え、副市長の承認を得ると早速制作に取り掛かった。タシュホムジュ氏は、メネメンの赤土から成る約200㎏の粘土から2m50㎝の作品を生み出した。制作には丸1か月かかったという。この作品に大統領の紋章を付し、一切型を用いずに作った。メネメン自治体のペフリヴァン副市長と陶芸家のタシュホムジュ氏は、公正発展党副党首にしてイズミル選出国会議員であるハムザ・ダー氏に率いられてアンカラに向かい、エルドアン大統領に花瓶を贈呈した。
■「大統領は花瓶を見るととても驚いていた、何度も気に入ったと言っていた」
メネメン自治体のペフリヴァン副市長は、エルドアン大統領を訪問した時のことを以下のように述べた。「ハムザ・ダー副党首には感謝している。彼は我々を大統領と引き合わせてくれた。大統領は花瓶を見るととても驚き、気に入ったと何度も言っていた。『素晴らしい作品を作り上げてくれた。たいへん素敵で特別なプレゼントになった。』と言っていた。大統領と長時間話すことができた。我らがメネメン区で何を行ってきたか説明し、同区に関するプロジェクトを提案した。中で話しているとき、たいへん重大なことがさらに起こった。大統領は、世界チャンピオンで文化観光省の陶芸家であるタシュホムジュ氏に、他の国の首脳達に贈るということで様々な色と装飾を施した花瓶を50個発注した。陶芸家のタシュホムジュ氏が我らが故郷メネメンで制作したこれらの作品が世界のリーダーに届くと思うと、とてもうれしい。これは、我らがメネメンを紹介し、前面に押し出すための貴重な機会だと思う。世界中の人がメネメンにやって来てくれるといいのだが。ハムザ・ダー議員の先導の下、メネメンの宝アフメト・タシュホムジュ氏と共に、とても重要かつ記憶に残る訪問を実現した。」と述べた。
■陶芸家タシュホムジュ氏、花瓶制作を開始
文化観光省の陶芸家のタシュホムジュ氏は、1か月間昼夜を問わず作品制作に取り組んだと語った。タシュホムジュ氏は、エルドアン大統領と会えてとても興奮したとして以下のように述べた。「とても美しい作品に仕上がった。紋章には型を使わなかった。完全に手作りの花瓶である。紋章だけで制作に4日間かかった。大統領が気に入ってくれたようでとても嬉しい。誇りに思う。大統領は、こうした作品は予想していなかったのでとても満足していた。さらに『ほかの国の首脳にもプレゼントしよう。同じ大きさで、カラフルにそして豪華な装飾を施してほしい。』と言われ、50個の花瓶を紋章なしで制作するよう頼まれた。アンカラから戻るとすぐに制作に取り掛かった。全世界のリーダーたちがメネメンの陶芸作品を知ってくれればいいなと思う。全ての花瓶を制作するには、休まずに取り組んだとしても6~7か月かかるだろう。」
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翻訳者:金子萌
記事ID:53524