テヘランのアーザーディー競技場にて1401年ハッジ・タマット参加者向け研修説明会を開催
2022年05月27日付 Hamshahri 紙
【Iran電子版】テヘラン州からハッジ[大巡礼]に参加する人に向けた研修説明会が今朝、1401年ホルダード月6日金曜日[2022年5月27日)に、アーザーディー競技場の12,000人を収容できるホールで始まった。この説明会は、参加者が大巡礼の宗教的且つ政治的な問題を学ぶことを目的としている。
テヘラン州から大巡礼に参加する人にその儀礼について学んでもらい、必要な指導を行うことを目的とするこの研修説明会の式典では、最高指導者代理でイラン人巡礼団の監督者でもあるホッジャトル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン[十二イマーム派ウラマーの位階において、アーヤトッラーに次ぐ地位]・セイエド・アブドルファッターフ・ナヴァーブ師が講演を行う。
また、巡礼参詣庁のセイエド・サーデグ・ホセイニー長官とイラン空港警察司令官モフセン・アギーリー大佐も、本日1日かけて行われるこの説明会の講演者に名を連ねている。
この説明会で大巡礼参加者は、大巡礼の宗教的且つ政治的な問題やサウジアラビア社会の儀礼と文化について学ぶこととなる。この式典の一環として、ハッジ・タマット[メッカから16ファルサング(約48マイル)以上離れている人が行う大巡礼で、ハッジの前にウムラ(小巡礼)を行い、髪の毛を剃るか切る等の儀礼が定められている]での儀礼行為が、参加者自身によって象徴的な仕方で実演される。
“テヘラン州からハッジ・タマットに向けて5200人が出発”
巡礼参詣庁テヘラン州局のセイエド・アッバース・ホセイニー局長は、この説明会の傍らでIRNA記者の取材に対して以下のように述べた。「今年はテヘラン州からおよそ5200人の市民がハッジ・タマットへの参加の栄誉に浴する。これら大巡礼参加者の第一陣は、ホルダード月22日[2022年6月12日]にサウジアラビアに向けて出発する予定だ。」
同氏はまたこのように続けた。「今年の大巡礼参加者は、テヘラン州からは38の巡礼団に分かれて啓示の地へ向かうことになっている。」
今年は、ハッジ・タマットの義務を果たすために3万9630人のイラン人巡礼者が啓示の地に送り出される。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:IY
記事ID:53540