ナンガルハールでターリバーン聖戦士ムッラー・ヤクーブ国防相代行に対する自爆テロがあったと、複数のメディアが報じている。この事件でヤクーブ師の側近複数名が殺害されたが、ヤクーブ師自身は被害を免れたと言われている。
【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)はオフォグ通信の記事を引用して以下のように報じた。「複数のメディアによれば、ターリバーンの聖戦士ムッラー・ムハンマド・ヤクーブ国防相代行は、本日土曜に発生した自爆テロで九死に一生を得た。しかし当時同行していた側近複数名は死亡した。」
一方、ターリバーン国防省は、ムッラー・ヤクーブ師がナンガルハールへの訪問に際し、デュアランド・ライン[1893年に事実上イギリスによって設けられた境界線で、現在のアフガニスタン・パキスタン間の国境線でもある]を訪れたことを発表していた。
同省によれば、ムッラー・ヤクーブ師は訪問中に関係筋と諸問題について意見交換を行い、安全保障と国家防衛の分野における国防軍の活動を称賛した。
数日前にも「アフガニスタン国民解放戦線 (National Liberation Front for Afghanistan)」が、カーブルでの攻撃で数名のターリバーン高官が殺害されムッラー・ヤクーブ師が「重傷を負った」と主張した。
他方で、ターリバーン内の強硬派集団「ハッカーニー・ネットワーク」がナンガルハールでムッラー・ヤクーブ師の拘束もしくは暗殺を企てているとの噂も広がっている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:OK
記事ID:53545