イスラーム文化指導省は、一級の芸術勲章をホセインアリー・シャバーンプール氏に授与する予定であると明らかにした。同氏は独学で、そしてモハンマドレザー・シャジャリヤーン氏[訳注:イラン伝統音楽の歌手で、イラン歌唱界の巨匠として知られている]の歌声を聴くことだけで歌を学び、歌手となった羊飼いである。
【ハムシャフリー電子版】イスラーム文化指導省のモハンマドメフディー・エスマーイーリー大臣はエスファハーンへの地方訪問に際し、殉教者であるモハンマドレザー・シャバーンプール氏の父親で、イランの歌を独学で学んだホセインアリー・シャバーンプール氏のもとを訪れた。
ホセインアリー・シャバーンプール氏は羊飼いの仕事に勤しむ86歳の歌手で、シャフレザー県[訳注:エスファハーン州南部の県][のシャフレザー市]から10キロメートル離れた荒野で一人暮らしを営んでいる。同氏は幼少期から歌うことに興味を持っていた。数年後、モハンマドレザー・シャジャリヤーン氏の歌声を通じ、独学で音階や歌唱の技術を身につけていった。
イスラーム文化指導大臣はシャバーンプール氏との面会の中で、近いうちに一級の芸術勲章を同氏に授与する旨を伝え、「ホセインアリー・シャバーンプール氏がホナル名誉基金[訳注:芸術家や作家、ジャーナリスト等を支援するために2004年に設立された非政府および非営利団体]に係る支援の恩恵を受けられるよう、今後話がまとまっていくだろう」と述べた。
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