Telegram一部のサービス有料化を確認 ドゥーロフ氏「利用者は料金を支払わなければならない」
2022年06月11日付 Hamshahri 紙
“Telegram(LLP運営の暗号化メッセージアプリ)の創設者でありCEOであるパーヴェル・ドゥーロフ氏は同メッセンジャーサービスの運営資金について、広告収入からではなく主にアプリ利用者自身から提供されるべきだと考えている。”
【Hamshahri電子版】GSMArenaのウェブサイトによると、Telegramの一部サービス有料化についての噂が流れてしばらく経つが、ついに創設者兼CEOのパーヴェル・ドゥーロフ氏は一部のサービスが有料化されると明言した。当初は、月間アクティブユーザー数が5億人を超えるこのメッセンジャーの無料サービスを利用できなくなるのではないかと心配した人もいたかもしれないが、そうではないようだ。
この件について言及しておかなければならないのは、現在利用できるTelegramの無料サービスに加えて無料の新機能が追加されるということだ。またこのメッセンジャーアプリは、ユーザーから料金を取る代わりに特典付きの特別サービスを他に複数検討中だが、おそらく今月中にはリリースされるだろう。
ドゥーロフ氏によれば、Telegramのプレミアムバージョンに加入するとユーザーは独自の機能、高速ダウンロードや追加リソースの利用が可能となる。また、Telegram premium加入者はTelegramをサポートし、最新のサービスを他の無料ユーザーよりも先に利用することができる。
興味深い点は他にもあり、無料ユーザーでもTelegram premium加入者から送信されてきたプレミアム版専用の大容量ファイルやステッカー、また同版専用のメディアを表示することが可能だ。
Telegramの投稿での発表の最後にドゥーロフ氏は同社の広告実験が公共のテレビで予想以上に成功しているという現状を明らかにしつつ、この事実があってもなお以下のように述べた。「メッセンジャーサービスの運営資金は広告収入からではなく、主にアプリ利用者自身から提供されるべきである。利用者が第一であり、今後もそうであり続けるとの確信が達せられなければならない。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:IY
記事ID:53709