仮想通貨採掘による事故 シーラーズ消防局「マイニング機器の設置で住宅火災」

2022年08月04日付 Hamshahri 紙

“シーラーズ市消防・安全サービス局の局長は「仮想通貨採掘のために家庭の電力を使用したことにより一軒の住宅で火災が発生した(注)」と述べた。”

【Hamshahri電子版】シーラーズ消防局局長であるモハンマドハーディー・ガーネ氏はこの事故について記者たちに対し以下のように語った。「ある住宅の屋上で発生した火災を受けて、シーラーズ消防局第19団と第11団の救助隊が、今日の午後1401年モルダード月12日(2022/8/3)15時43分に現場に駆け付け、近隣住宅に火が燃え移る前に火災を制御し鎮火させた。」

 同氏は続けて「現地に駆け付けた消防隊によると出火元は別荘の住宅の屋上であったとみられる」と述べた。

 ガーネ氏は以下のように加えた。「消防士たちは消火器を持って直ちに屋上へ向かい、複数の消防用ホースを用いて消火活動に従事した。そして火災を鎮静させ、それ以上の近隣への火災の拡大を防ぐことができた。」

 同氏は、初動調査により家主が違法に住宅にマイニング機器を設置し、仮想通貨を採掘しようとしていたということが明らかになったとした上で、「このことが火災の発生につながり、金銭的被害が生じるところとなった」と述べた。

(注)マイニングとは、報酬である仮想通貨を得ることを目的に、機器に必要な数値を見つける計算競争をさせること。膨大なデータを処理する能力が備わった高性能なコンピュータとそれを動かし続ける大量の電力を要する。


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翻訳者:IY
記事ID:53867