イラクの裁判所はバグダード空港での犯罪およびソレイマーニー司令官とアブー・マフディー・アル＝ムハンディス司令官の暗殺の実行犯4名に終身刑を言い渡した。

【ハムシャフリー電子版】アッ＝カルフ刑事裁判所は、本日(8月7日日曜日)、バグダード空港での犯罪およびISISに勝利した司令官たちの暗殺について、実行犯4名に終身刑を言い渡した。

　イラク最高司法評議会は、同機関のウェブサイトに掲載された声明の中で、アッ＝カルフ刑事裁判所がバグダード空港での犯罪に関連し実行犯4名に終身刑の判決を言い渡したと発表した。この判決は2005年に承認されたテロ対策法第13号第4条第1項に従って言い渡された。

　イラクのアッ＝スマリーヤ［イラクの衛星テレビ放送網］とシャファグ・ニュースはウェブサイトにこの声明をリポストし、終身刑を言い渡された被告人らの身元の詳細についてはまだ公開されていないと記した。

　イラン暦1398年10月13日(西暦2020年1月3日)、米国人テロリスト兵士らは、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドゥス部隊のガーセム・ソレイマーニー司令官と人民動員隊［PMF］のアブー・マフディー・アル＝ムハンディス副長を、両者がバグダード空港を離れる際に、テロ行為によって数名の抵抗組織の戦闘員と共に殉教させた。

　ドナルド・トランプ前米大統領とマイク・ポンペオ元国務長官、及び米国防総省が主に指揮して実行されたこのテロ攻撃の様々な側面が明らかになったことにより、シオニスト政権やイラク国内の外国人民間軍事会社の多くの傭兵、さらにはイラク国家諜報機関の反乱分子までもが一定の役割を担っていたことも暴露された。

　マイク・ポンペオ元国務長官は先日サウジアラビア系の衛星放送網アル＝アラビーヤのインタビューに対し、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドゥス部隊司令官の殉教者ガーセム・ソレイマーニー中将と人民動員隊のアブー・マフディー・アル＝ムハンディス副長の暗殺について、イラク国家諜報機関の反乱分子がこの作戦で一定の役割を担っていたことに言及した。

　ポンペオ元国務長官の発言は、抵抗組織イラク・カターイブ・ヒズブッラーが声明の中で以下の通り述べたように、イラクの多くの人々や集団の反応を惹起した。「悪しき国、米国が殉教者ハージ・ガーセム・ソレイマーニーと殉教者アブー・マフディー・アル＝ムハンディス両勝利の司令官に対してバグダード空港で犯した大罪の詳細について、毎日新たな事実が明らかになっており、また、空港で米国の利益に奉仕するとともにイラク国民に対する犯罪行為に加担しているイラク治安機関所属の者らやクルド人分子による一連の裏切りと陰謀が暴露されている。」