カタール:タミーム首長とスィースィー大統領が3つの了解覚書に署名
2022年09月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■タミーム首長とスィースィー大統領の会談は3つの二国間了解覚書に署名して終了
【カイロ:本紙】
カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長はエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と水曜日(14日)、二国間関係や共通の関心事である現状の地域・国際問題について協議した。
本協議は、タミーム首長がスィースィー大統領とドーハの首長府で会談した際に行われた。エジプト大統領府によると、エジプトとカタールは3つの了解覚書に署名し、そのうちのひとつはエジプトの政府系ファンドとカタールの機関との間で交わされた投資に関するものだという。
また、首長府の声明によると、タミーム首長は「会談の始めに同胞であるエジプト大統領とその随行団を歓迎し、二国間の友好関係が一層発展することを願った」という。
さらに、タミーム首長は「今回の訪問が二国間関係の盤石化に資するものとなり、同胞である両国国民の期待や利益を実現することを楽しみにしている」と表明したという。
そして、スィースィー大統領はタミーム首長の素晴らしい歓迎ともてなしに対して感謝の意を表し、同胞である二国間の関係を強化し、あらゆるレベルでより広い地平を目指したいという希望を伝えたという。
さらに、声明によれば会談の始めに友好国である両国の二国間関係や、様々な分野、特に投資・輸送・社会問題の分野において、それを確実に強化・発展させる方法について協議したという。そして、共通の関心事である現状の地域・国際問題についても議論した。
一方、エジプト大統領府のバッサーム・ラーディー報道官によると、スィースィー大統領とタミーム首長はバイ会談を行い、その後、両国の代表団を含む拡大会合を実施したという。
また、同報道官は「スィースィー大統領はタミーム首長の素晴らしい歓迎ともてなしに感謝の意を表し、二国間関係をあらゆるレベルで深化させ、様々な分野でのより広い地平を目指すべく、エジプトを開放することを明らかにした。」と続けた。
さらに、「タミーム首長は友好国である両国を結び付ける同胞としての紐帯を賞賛し、あらゆるレベルでアラブや湾岸の問題を支援するエジプトの努力への評価を表明した。」と伝えた。また、「両首脳は共通の関心事であるアラブの問題や地域・国際問題の展開について意見交換し、地域の危機を持続的に政治解決するために両国間の調整を強化する重要性について合意した。」と続けた。
そして、双方による会談ではビジネス・経済・共同出資関係の強化方法に関する議論が行われたという。
加えて、捜査機関は2020年第864号に基づき予防拘禁されているアル・ジャズィーラのアフマド・ナジュディー記者の釈放を発表した。
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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:54062