アミールアブドッラーヒヤーン外相「イランはあらゆる戦争に反対する」
2022年09月27日付 Hamshahri 紙
イラン・イスラーム共和国外相は「イランは世界のいかなる場所であれ、あらゆる戦争に反対する」と述べた。
【ハムシャフリー電子版】イラン・イスラーム共和国のホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン外相がニューヨーク・タイムズのインタビューで、「イラン・イスラーム共和国は世界のいかなる場所で起こるものであれ、どのような戦争にも反対する」と語った。
アミールアブドッラーヒヤーン氏はこのインタビューで、ウクライナ戦争について、「イランは当初からこの戦争に反対の意を表明している」と述べ、「イランは、アフガニスタンであれ、イエメンであれ、イラクであれ、シリアであれ、世界のどの場所で起こるいかなる種類の戦争にも反対する」と語った。
にもかかわらず、同氏は「ウクライナ戦争の問題は複雑だ」と述べ、西側諸国はウクライナに武器を送ることによってこの戦争を長引かせていると明言した。
同氏はロシアがウクライナに侵攻した理由について、「プーチン氏は彼なりの理由を持っている。彼はNATO拡大を懸念している。一方で、ウクライナへの武器供給が続いており、これは戦争の長期化に繋がっているのも明らかである」と語った。
また、同氏は、イランはウクライナでの戦争終結への取り組みを支持してきたことを言明した。「我々の意見は常に、政治的対話と交渉を持ってこの軍事紛争を終わらせる必要があるということだ」と、同氏は述べた。
ロシアは、2022年2月24日(イラン暦1400年12月5日)、ルガンスクとドネツクの両共和国のウクライナからの独立を承認した後、この地域に軍隊を派遣し、「ウクライナでの特別軍事作戦」の開始を発表した。
ロシアはこの軍事行動の目的について、ウクライナを非ナチス化かつ武装解除し、安全保障上の懸念を取り除き、ルガンスクとドネツクの支援要請に応えるためだと発表し、ウクライナ領の占有を目指していないと表明した。
しかしウクライナ政府はルガンスクとドネツクの独立を認めず、ロシアの軍事的存在を「領土保全に対する侵害と攻撃」と呼んだ。
ロシアとウクライナとの紛争が始まった後、西側諸国はロシアを非難し、経済的圧力を強化すると同時に、ウクライナに対する政治・財政・軍事の包括的支援に取り組んできた。
*訳注:記事の原題は「アメリカ人は我々に保証を与えるために措置を講じた」だが、記事の内容と全く噛み合っていないため、訳者の判断により変更した。
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翻訳者:LJ
記事ID:54151