最近の暴動を［過去の］イスラーム共和国成立に関する出来事に擬えることは、反革命メディアや著名人、似非インテリ運動で見られる事象の一つである。今回の出来事は明らかに、各地で分散的に起こっている無政府主義的運動による一つの戦略であると見ることができる。

　イラン・インターナショナルは、先述したような類比とシナリオに沿って、アーヤトッラー・ハーメネイー師が1357年［西暦1978/79年］に行なった、革命に身を投じた人々の特性に関する演説の言葉を最近の火災や破壊行為の写真に重ねて掲載し、最近の出来事がイラン革命末期数か月の人々や出来事と同種のものであるかのように見せかけている。一部の著名人たちもこのようなパズルに取り組んでおり、暴力を理論的に正当化することで、イラン・イスラーム共和国の姿勢をダブルスタンダードだとして非難しようしている。例えば俳優・映画監督らの一人も、あるビデオの中で、法律回避を常態化させ、「法律の内容に異論を唱える人々に対し、法律を尊重するように言うのは不可能だ。これこそ矛盾であり、詭弁である」と主張している。