エジプト:エジプト大使はCOP27への準備についてモーリタニア環境大臣と協議

2022年10月15日付 Al-Ahram 紙
ハーリド・ユースフ駐モーリタニアエジプト大使
ハーリド・ユースフ駐モーリタニアエジプト大使
■エジプト大使がモーリタニアの環境大臣とヌアクショットでシャルム・エル・シェイクサミットの準備について協議

【中東通信社】

ハーリド・ユースフ駐モーリタニアエジプト大使とモーリタニアのラリヤ・カマラ環境大臣はヌアクショットでの会談し、気候変動枠組条約締約国会議(COP27)への準備について再確認した。

ハーリド・ユースフ大使は、会議で、エジプトは気候変動問題を非常に重要視しており、この(気候変動という)現象に立ち向かうため先進国が技術移転と資金提供、発展途上国の能力開発といった責任を全うすることが重要だと強調することに焦点を当てたと述べた。

また、気候パートナー、欧州各国の大使、国際連合の幹部職員らが出席した会議のあとで、ヌアクショットで行われた中東通信社への声明発表で同大使は次のように述べた。「エジプト大統領府は気候問題の様々な側面に対応するための多数の実践的なイニシアティブを始めており、このイニシアティブの実践に必要な援助と資金調達に取り組んでいる。これは、COP27の成果にもプラスに働くだろう。」

そして大使は、先進国は気候変動の影響を抑制し、適応するための取組みへの資金提供を目的とした1000億ドルの拠出を果たしていないと明らかにし、汚染のコスト負担に関して先進国と発展途上国との間には異なる責任があると強調した。


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翻訳者:土屋伶斗
記事ID:54260