ヴァン猫の館、今年の出産終了、さて来年は?
2022年10月22日付 Cumhuriyet 紙
世界的に有名なヴァン猫たちが、保護下にあるヴァン猫センターで今年の出産を終えた。センターでは、2020年には88匹、2021年には87匹、今年は8月までに130匹の子猫がこの世に生まれた。アブドゥッラー・カヤ センター長は、「2023年に向け動き始めました。猫たちの面倒、ワクチン接種、健康管理がもう一度行われている。今年は我々にとってとても恵まれた年となった。すべての手続きが完了したら、繁殖作業を開始する。」
ヴァンで重要な価値があるものの1つであり、片方の目が青く、もう片方の目が琥珀色をしていることで世界的に有名なヴァン猫は、ヴァン猫センターで保護され注意深く世話されている。ヴァン猫は、その愛情深い性格で季節ごとに訪れる来訪者から大きな注目を集める。ヴァン猫の系統を保護するために、センターでは熱心な取り組みが行われている。 ヴァン猫センターでは、2020年に88匹、2021年に87匹、今年8月までに130匹の猫が誕生し、3月からスタートしていた3グループ形式で続いた出産が終了した。保護センターにいる母猫と子猫たちは、仕切りの中に入れられ大切に育てられる。100周年大学(YYÜ)ヴァン猫研究普及センター所長を務めるアブドゥッラー・カヤ センター博士は、センターでの出産は時期を揃えた形で行われたと述べた。
カヤ博士は、子猫の出産が終わったと説明した上で、「現在、母猫たちは子育てに追われています。私たちも2023年に向けて準備を進めています。母猫は、3か月間母乳を与えて幼い子猫を育てるので、体力がとても弱まります。母猫たちは次の出産のために体調を整える必要があります。まず体重を増やす必要があり、私たちはそのために栄養を与えています。ワクチン接種や必要なフォローアップを行っています。年末までにすべての準備を完了し、それから2023年の交配を行う予定です」と話した。
カヤ所長は、センターでは年間を通じて出産を続けたのち、総合的な評価を行ったと説明し、子猫の匹数が年々増えていると話した。子猫の数の増加について、カヤ所長は次のようにコメントした。
「ここでの猫を交配させながら、彼らの特性をチェックし、ヴァン猫の特性が最もよく発現しているものを選んで繁殖させます。当センターで産まれる子猫の数はシーズンごとに変わりますが、今年は例年よりもますます多いと言えます。12月に最終評価を行うので、今は出生数が過去最高であるというようにのみ述べることができます。」
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翻訳者:宮崎友裕
記事ID:54298