「再現(kerr)」、「ミルク」、「私はあの人ではない」などの重要なトルコ映画作品に出演していた俳優兼作家兼新聞記者のルザー・アクンさんが65歳で亡くなった。11月3日木曜日にアトラス・シネマで彼のための追悼式が行われる。有名な俳優は、11月4日金曜日にアダナで埋葬されることになっている。
数多くの成功したプロジェクトに参加しており、最新の映画「愛していないと言わないで」にも出演していた俳優のルザー・アクンさんが亡くなった。
つらいニュースに俳優のメンデレス・サマンジュラルは、ツイッターで次のように投稿した。私たちは愛する兄弟のルザー・アクンを亡くしてしまった。
■彼は脳出血を起こした
65歳であったアクンさんは、気分が悪くなってすぐに病院に搬送され、検査を経て脳出血を起こしていたことが明らかになった。すぐに手術室に運ばれた大役者の治療は集中治療室において継続された。
■11月19日に来日する予定だった
2019年アダナでルザー・アクンと結婚した下田代ミホさんは、今朝受け取ったつらいニュースに打ちのめされた。この夫婦は、第二次世界大戦後の日本の食文化の変化を調査するために11月19日に来日する予定だったという。
第95回アカデミーの各賞に関し「トルコの最優秀国際映画」の候補は、ヴィルダン・エルシェンがプロデューサーを務め、タイフン・ピルセリムオールが監督を務めた映画、「再現」に決定された。アクンさんは自身最後の映画「再現」に出演した。映画は4月22日に公開される(された)。
俳優組合はソーシャルメディアアカウントから発表を行い、「かけがえのないメンバー、ルザー・アクンが亡くなりました。とても悲しいです。ご家族をはじめ、彼を愛するすべての人たちにお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈り申し上げます。」と述べた。
俳優のデヴリム・ヤクトはつらいニュースの後、次の言葉で気持ちを述べた。「とても驚き、とても悲しい気持ちです…さようなら親愛なるルザー・アクン…安らかに(devrin daim olsun)。」
■ルザー・アクンとは誰?
ルザー・アクンは1957年9月15日にエルジンジャン出身の家族の下に生まれた。彼は中学校時代にアダナ「民衆の家」で演劇に出会った。演劇への関心はアクンの人生を変えた。彼は教育のためにアンカラ引っ越した。アンカラ連帯劇場でプロになった。演劇活動を1969~1977の間休止した後、コミュニケーション学部で学び、報道業界での活動を開始した。彼は俳優業以外の役割でアダナで演劇を続けた。1997年にセイハン自治体演劇協会を創り、5年間その芸術指導役を務めた。2005年にタイフン・ピルセリムオールが完成させることができなかった映画「カルテット」で演技活動に戻った。次々に成功したプロジェクトに関わったアクンは、最後に映画「愛していないと言わないで」に出演していた。
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翻訳者:田原紗樹
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