パレスチナ:カタールが設置した大型スクリーンでワールドカップを観戦
2022年11月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ人はガザ地区の大型スクリーンを通してワールドカップの試合を観戦
【ガザ:本紙】
日曜日の夜、ガザ地区で数百人のパレスチナ人がカタール代表とエクアドル代表のサッカーワールドカップ初戦を大型スクリーンで観戦するために集まった。
カタール・ガザ地区復興委員会(カタール外務省所轄)は日曜日、ガザ市の屋内競技場でサッカーワールドカップの試合を放映し始めた。
ガザ地区のファンらは、カタールの国旗と同国のタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長の写真を掲げながら、この試合を観戦するために群をなした。
競技場内には同様に、ワールドカップに出場する各国の国旗やカタール代表選手らの写真が吊り下げられた。
過去数日以内に、カタールはサッカーファンがワールドカップの試合を観戦できるように、占領下パレスチナの領土にある2か所の競技場に大型スクリーンを設置した。
カタール・ガザ地区復興委員会の広報部長を務めるアブドゥッラフマーン・ハーリディー氏は、「カタールでの2022 FIFAワールドカップの試合を放映するために、ガザ地区とヨルダン川西岸にスクリーンが提供された」と述べた。
同氏はアナトリア通信によるインタビューのなかで、「これは封鎖と困難な経済状況に苦しむ地域へのカタールの関心によってもたらされた。カタールはそれゆえ、ファンたちがワールドカップの雰囲気を味わい、無料の観戦ができるように大型スクリーンを設置した」と述べた。
(後略)
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翻訳者:石山遼
記事ID:54515