ワールドカップでドイツ・スペインと同じグループを首位通過した日本の成功に最も貢献した1人は、森保一監督だ。ドイツをグループステージ敗退に追い込んだこの監督の給与と、他国の監督の給与の差が注目を集めている。
カタールで開催されている2022ワールドカップでは驚きの結果が続いている。ドイツ・スペインと同じグループを首位通過した日本の森保一監督の給与が報じられた。
■息を呑むような試合
カタールで開催されている2022ワールドカップのEグループ最終戦で、スペインと日本が対戦した。興奮に満ちた一戦を先に動かしたのはスペインの方だった。この難しい試合の12分に、セサル・アスピリクエタが右サイドから上げたクロスに、中央のゴールエリアにいたアルバロ・モラタが頭で合わせた。モラタのシュートはゴールネットを揺らした。
■日本は諦めなかった
リードを奪われながらも日本は諦めなかった。運命を決するこの試合の48分、スペインの守備陣に対し前線からプレスを仕掛け、ボールを奪った堂安律がペナルティエリア外から左足の強烈なシュートを放ち、ゴールキーパーのウナイ・シモンがボールに触れたもののネットに突き刺さった。堂安のゴールにより日本はスペインに対し1対1の同点に追いついた。
■物議を醸しているゴール
この難しい試合の51分、堂安が右サイドから中にパスを出した。ボールには誰も触らず、ゴールライン上で三笘薫が中に折り返し、ボールはゴールキーパーのシモンの横を通り過ぎた。田中碧がボールをゴールに押し込み、日本はスペイン相手に2対1で初めてリードを奪った。ここで主審は笛を吹き、ボールがゴールラインの外から折り返されたと示した。
■5分の1の給与
グループステージでドイツ・スペインといった強豪国を破った日本では、森保一監督が英雄と呼ばれている。アジア代表のこの国はグループを首位で通過し、決勝トーナメント1回戦でクロアチアと激突することになった。一方、ドイツのハンジ・フリック監督と比べて、日本の森保監督はおよそ5分の1の給与しか貰っていないということだ。
ワールドカップ出場国の監督の給与は以下の通り
ジャレル・カドリ(チュニジア):130000ユーロ
アリウ・シセ(セネガル):310000ユーロ
リゴベル・ソング(カメルーン):340000ユーロ
ルイス・フェルナンド・スアレス(コロンビア):350000ユーロ
ロブ・ページ(ウェールズ):380000ユーロ
クリス・フートン(アイルランド):400000ユーロ
■モロッコは720000ユーロ
ジョン・ハードマン(カナダ):480000ユーロ
チェスワフ・ミフチェヴィチ(ポーランド):500000ユーロ
ズラトコ・ダリッチ(クロアチア):550000ユーロ
ドラガン・ストイコヴィッチ(セルビア):650000ユーロ
ワリド・レグラギ(モロッコ):720000ユーロ
グスタヴォ・アルファロ(エクアドル):770000ユーロ
ディエゴ・アロンソ(ウルグアイ):860000ユーロ
カルロス・ケイロス(イラン):920000ユーロ
■日本は1500000ユーロ
森保一(日本):1500000ユーロ
エルヴェ・ルナール(サウジアラビア):1100000ユーロ
ルイス・エンリケ(スペイン):1150000ユーロ
キャスパー・ヒュルマンド(デンマーク):1150000ユーロ
ロベルト・マルティネス(ベルギー):1200000ユーロ
グレッグ・バーホルター(アメリカ):1250000ユーロ
グラハム・アーノルド(オーストラリア):1300000ユーロ
パウロ・ベント(韓国):1300000ユーロ
ムラト・ヤキン(スイス):1600000ユーロ
フェルナンド・サントス(ポルトガル):2200000ユーロ
■トップはドイツ、6500000ユーロ
フェリックス・サンチェス・バス(カタール):2400000ユーロ
リオネル・スカローニ(アルゼンチン):2600000ユーロ
ヘラルド・マルティーノ(メキシコ):2900000ユーロ
ルイ・ファン・ハール(オランダ):2900000ユーロ
チッチ(ブラジル):3600000ユーロ
ディディエ・デシャン(フランス):3800000ユーロ
ガレス・サウスゲート(イングランド)5700000ユーロ
ハンス・ディーター・フリック(ドイツ):6500000ユーロ
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翻訳者:神谷亮平
記事ID:54563