日本人サポーターら、ワールドカップでゴミ拾い
2022年12月04日付 Cumhuriyet 紙
カタールで開催中の2022 FIFAワールドカップでベスト16に進出した日本チームのサポーターが、各試合後にスタンドのゴミを収拾する姿が世界中の模範となっている。日本人サポーターのタキザワ・サトル氏はこの件でマスコミに対して、「これは日本文化の一つの例です。使った場所はきれいにする必要があるのです」と話した。
2022 FIFAワールドカップにおいて、試合後にスタンドのゴミを拾うという行動で世論の称賛を勝ち得た日本人サポーターらは、彼らのそうした行動は日本文化に由来していると話した。
カタールで開催中の大会で日本は、代表チームのパフォーマンスに加え、サポーターらの模範的な行動でも注目を集めている。
グループEでドイツとスペインを破るという強烈なサプライズをもたらし、首位でベスト16進出を果たした極東の国(日本)のサポーターらは、試合後のスタンド清掃によって全世界に模範を示した。
大会のシンボルとなった日本人サポーターらは、2022 FIFAワールドカップに出場しているほかの国々のサポーターにもこうした活動を行うよう勧めている。
■「これは日本文化の一例」
2022 FIFAワールドカップを現地で見守った日本人サポーターのうち、タキザワ・サトル氏とナベ・グウジ氏が報道陣の質問に答えた。
日本代表のトーナメント戦が終了した後、スタンドでゴミ拾いをおこなうことについてタキザワ氏は、「これは日本文化の一つの例です。使った場所はきれいにする必要があるのです。もちろん日本国内でもこうした活動を行っています。ゴミをひろっています。これは文化的な行為で、日本以外の国々のサポーターもこうした活動を行ってほしいと思っており、そうしていただけると非常に嬉しいです」と話した。
また、ナベ氏は、持参した青いゴミ袋にゴミをまとめながら、(自分たちは)支援者でもあり模範でもあると述べた。また、「これは日本の文化です。自分たちが汚した場所はきれいにしなければなりません。また人々に手助けしなければいけません。スペイン戦後、私もスタジアムを清掃しました。ガーナのサポーターも幾人かスタンドでゴミを拾っているのを見て、それを誇りに思いました」と続けた。
2022年カタール大会でベスト16入りを果たした日本代表の活躍について、タキザワ氏は「今回は、私にとって現場で見守った初めてのW杯です。ドイツとスペインに勝てたのはクレイジーでした。信じられません。ベスト8に入りたいと思っています。もちろんW杯での優勝は悲願ですが、正直に言えばそれは非常に厳しい。優勝候補国ではブラジルが最強だと思っています」と述べた。
ナベ・グウジ氏は、スペイン戦での勝利を目の当たりにして非常に興奮していると述べ、「ドイツとスペインを破った。信じられない。W杯で優勝できる可能性があると思っています」と語った。
この記事の原文はこちら
翻訳者:原田星来
記事ID:54574